先日の『レントゲンではわからない理由』で荷重と無荷重について書かせてもらいました通り、足は荷重時に問題が起こります。
特に扁平足はわかりやすく、立ち上がって体重がかかり、荷重状態になると扁平になり、足を浮かせると扁平ではなくなります。(関節の柔軟性が失われている場合はその限りではありません)
ということは...
そうなんです。
荷重をかけて作製するインソールは足が良くない状態で形が出来上がってしまうということなんです。
もちろん扁平足の方などは、ウインドラスメカニズム(荷重時に親指を持ち上げることでアーチが持ち上がる)を利用してアーチを疑似的に持ち上げることはできますが、足関節の問題は解決しません。
そもそもアーチが上がったり下がったりをコントロールしているのは距骨(赤い矢印の骨)なのでアーチだけを持ち上げても足の問題は解決しない。
距骨が回内(底屈・内転・踵骨の外反)すれば足関節は崩れ柔らかい足に!
距骨が回外(背屈・外転・踵骨の内反)すれば足関節はしっかりと組み合い硬い足に!
これが歩行メカニズムの基本となるわけなので、距骨の回内と回外の中間点(ニュートラルポジション)をインソールに記憶させることが、足の動きの正常化ができる唯一の方法となる。
どちらにも動ける状態を作ってこそ機能的なんですよ。
それを見つけるには荷重時ではできないですよね?
無荷重で逆引きのように見つけていくしかないんです。
スーパーフィートのカスタムインソールはこうして中間点(ニュートラルポジション)を見つけ出し成型をしていきます。
スーパーフィートのインソールがなぜ無荷重で作られるのか?
それにはしっかりとした根拠があり、スーパーフィート創業以来の普遍的な考え方なんです。
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