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執筆者の写真渡辺智弘

ハグルンド病(ハンプバンプ)の続き

更新日:2020年1月16日



前回投稿したハグルンド病(ハンプバンプ)についての続きです。

前回の内容はこちら↓↓

前回は『足のサイズ』『靴のサイズ』について書きましたが、今回は『滑り止め付きソックス』と『足骨格の歪み』について書いていきたいと思います。

今回来店されたお客様は、足のサイズの認識違いと、それにより靴のサイズ選びが大きく実寸と違うことになってしまったこと以外に、滑り止め付きソックスの問題もとても影響していました。

上の写真を見てもハッキリとわかるようにカカトからアキレス腱に向かって皮膚が摩擦で炎症を起こしています。

足裏だけではなくアキレス腱まで滑り止めのついた部分とピッタリ合うように炎症が起きているんです。

アキレス腱は腓腹筋やヒラメ筋と繋がっていて歩いたり走ったりするときに必ず動くところ

なのにそこを滑り止めで止めてしまうと摩擦は起きるし運動の妨げにもなってしまう。

良かれと思ってやったことがパフォーマンス低下を招くことになるんです。

もちろん足裏の滑り止めも同じです。


必ずアーチは上がったり下がったりを繰り返すので、足裏を滑り止めで止めてしまうのはとても危険な事であると言えます。

足は靴の中で遊び(程よい滑り)が必要であり、それによってパフォーマンスを引き出すことに繋がります。

次に足骨格の歪みについてですが、上の写真のようにアーチが上がったり下がったりと足の骨格は動くたびに変化していきます。

この動きの時に関節の可動域が必要以上に動いてしまう方がとても多い

偏平足の方などはわかりやすい例ですが、通常であれば立ってる状態で適度なアーチがあるのに、動いてもいないのにアーチが下がっている状態ということは、動き出した時には正しい足骨格の可動域が使えないということになります。

必要以上に関節が動いてしまい、関節・腱・筋肉・筋膜などに負担が大きくなっていきます。

動きすぎてしまうもしくは偏った動きになることで怪我の原因にもなってしまう。

そのコントロールを担うのがインソールの役目。

関節可動域の中立点(ニュートラルポジション)に導くことで正しい関節可動域を可能にします。

詳しくはこちらから↓↓

先に書いた足のサイズや靴のサイズで小さくすることで動けなくなることも良くないし、また関節可動域が動きすぎることも良くないのです。

正しい靴選びとインソールでバランスよく安定させるということがとても大事

靴だけ、足だけ、インソールだけで考えるのではなく、足回りはトータルで見直すことが解決の近道となります。




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