渡辺智弘

2020年3月16日2 分

足も身体も左右非対称

先日来店されたテニスでインソールを使ってくれている中学生の男の子が半年に一度の新品交換に来てくれました。

基本は一年毎の交換ですが、スポーツのジャンルや使い方によって負荷が掛かり過ぎると半年しかもたないこともあります。

今回は左足の親指部分が穴が空いてしまい、右足は空いてないのは何か問題があるんですか?

こんな質問を受けました。

中学生がそんなこと考えるのか?

自分が中学生の時なんてそんなこと考えたこともなかったですけどね。笑

実は大人の方でも同じようなご質問を受けることがあります。

人間の足は2本あって、右左交互に足が出て歩くので、左右は対称だと思われていますが...

これ、実は違います。

手もそうですが、右手で出来ることと左手で出来ることはかなり違います。

ここまで話すと『利き足』と『軸足』でしょ?

なんて言われる方もいますが、一般的に考えられている利き足と軸足は環境によって決まる後天的なもの。

後天的なものは環境で変えることが可能なので、左利きを右利きに矯正することができます。

生まれながらにして決まっている先天的なものとは大きく違います。

脳を考えてみても右脳と左脳は全く違います。

右脳は感覚的で、左脳は論理的な思考なわけでそれぞれの得意分野と不得意分野がある。

実は、足も同じで生まれながらに左足は軸足、右足は利き足となります。

その生まれながらに持っている特性を軸足として使うか、利き足として使うかは生活環境が決めていくものなんです。

左利きの子供がまた左利きになる可能性が高いのはそのせいです。

なので今回の場合、先天的にも後天的にも左を軸として足を使っているのでどうしても足元の捻じれは大きくなる。

すなわち左足の方が摩擦抵抗が増えるため、左の方が穴が空きやすかったというわけです。

整体をやっていても左右を対称で考える方もいますが、それは無理があると思います。

脳も臓器も手も足も...

左右対称なところはひとつもない!!

足や身体の評価をするうえでとても大事にしていることです。

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